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マグダラで眠れ (5)(支倉凍砂)

鐘のない街

 獣耳の娘ウル・フェネシスの祖先が残した炎を吐く龍を復元した錬金術師クースラとウェランド、鍛冶職人のイリーナ・ブルナーは、グラトール大公指揮下のクラジウス騎士団と共に包囲下にあるカザンを脱出し、同じく包囲下にある港町ニールベルクへ船で逃げ込むことに成功した。
 仲間の騎士団と合流したものの、包囲する敵は騎士団と同程度に訓練され士気も高い。だが伝令官グラン・アイルゼンは、それを好機だという。ここを勝ちさえすれば、王国を牛耳る地位に立つことも不可能ではない、と。

 龍の量産を命じられたクースラたちだったが、ニールベルクには他にも大きな問題があることを知らされる。それは教会の鐘の精錬が失敗続きで鐘楼には鐘がないということだった。鐘の鋳造が失敗するということは、街が神から見放されているという見方にもつながりかねない。
 ニールベルクの図書館でフェネシスの祖先についての手がかりを見つけたクースラは、鐘の問題から距離を置き、手掛かりを追求する方に力を注ぎたいと思うのだが、決断の先延ばしは思わぬ結果を招くことになるのだった。


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