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ヘルプリンセスと王統(ソロモン)の召喚師(百瀬ヨルカ)

ヘルプリンセスと王統(ソロモン)の召喚師 (HJ文庫)ヘルプリンセスと王統(ソロモン)の召喚師 (HJ文庫)
(2013/07/31)
百瀬ヨルカ

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ソロモンの系譜

 リーヴル古典言語群(リンガ・クラシカ・リーヴル)研究の天才少年であるソナ・スタリーは、魔導書から独学で学んだ魔術で魔神召喚を行った。アザゼルを召喚したつもりのソナの前に現れたのは、モールチェ・グレイという17歳の少女。ソロモン七十二柱の五十六位である女公爵グレモリーの48代目だという。
 モールチェの臣下であるブランパジット・ロドルフス・マーナガルム・グリエルムス・クレメルヒェン・エーベライク・フェラン・バルバストル・ジンデル・ブレスコット・バールミュンデ、ソロモン七十二柱の三十五位である大侯爵マルコシアスの45代目に嫌味を言われながらも、ようやくソナが明かした召喚の理由は、魔術師ハンバート・ブーランに誘拐された妹ニナを取り戻すことだった。

 王国軍の部隊を灰燼に帰したというハンバートと渡り合うため、魔王宮殿で魔術の修行をし、今代のルシファーとリリスの意外な関係に驚きながら、モールチェの秘策によってハンバートの許へと潜入した3人は、ニナを取り戻すための戦いを繰り広げることになる。そしてそれは、ソロモンの七十二柱を統べる「アッピンの赤い本」に関わる事件となるのだった。

 妹を助けるために魔神を召喚するという危険を犯したにも拘らず、主人公の肝の据わってないっぷリがすごい。一応、天才少年ということになっているのだが、社会に対する僻みがひどく、そのくせ、他力本願な部分が目に付く。これがヒーロー的なポジションまで引き上げられるのだが、何が変わった結果そうなったのかはよく分からない。キャラクターの整合性をもう少し気にして欲しい気がする。
 それでも、第7回HJ大賞銀賞受賞作品だ。




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