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巨大迷宮と学園攻略科の魔術師(樹戸英斗)

巨大迷宮と学園攻略科の魔術師 (電撃文庫)巨大迷宮と学園攻略科の魔術師 (電撃文庫)
(2013/07/10)
樹戸英斗

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惑星地下大冒険

 波古乃島にある私立天乃川学園で発見された超次元転移ゲートは、惑星ゼラの地下大空洞へとつながっていた。そこは数多の階層に分かたれており、何者かが設置したゲートを通じてしか別の階層には移動できない。そしてそれが出来るのは、ゼラに住んでいる人や怪物ではなく、地球の人だけなのだ。
 私立天乃川学園高等部攻略科は、惑星ゼラの地下を踏破し、未だ誰も辿り着いていない地上を目指す人材を育てつつ送り込む学園だ。なぜなら、ゼラで発見された汎用端末に付属している身体能力増幅装置は、未成年にしか効果を発揮しないからだ。

 荒田維留は惑星ゼラで消息を絶った異母姉の月山友麻を探すため、師匠の神地嵐舟の居所を出て高等部攻略科に入学した。そこでは師匠の姪の緋月真緒音が生徒会長をつとめている。
 荒田維留の背中にある伍重連環封印には、人造精霊である緋鎧の魔王ファルヴァシウスが封じられている。伍重連環封印は魔術師に恐怖を持って記憶されているため、荒田維留はそのことを隠し、大橋紗夜香やリオ・クリステル・ソフィ・ド・ヴィヴィアンヌ、矢城衛健吾とパーティを組む。そして、魔法暴発体質であるため、誰ともパーティを組まずに惑星ゼラへ行く万能系魔術師の星沢織姫と知り合うのだった。

 「 迷宮街クロニクル」(林亮介)のようなダンジョン系RPGの要素を持ち、かつ、バンバン人が死ぬのだが、あまりにも淡々と描かれるため、あまり凄惨な感じはしない。基本的に主人公たちは最強の能力を持っているのだが、色々な事情があって全力を出すことが出来ず、ゆえに、周囲と協力し繋がる理由がある。
 もう少し臨場感とリアル感を出す演出の工夫が必要である気がする。




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