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スクールライブ・オンライン(木野裕喜)

スクールライブ・オンライン (このライトノベルがすごい! 文庫)スクールライブ・オンライン (このライトノベルがすごい! 文庫)
(2013/06/10)
木野 裕喜

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降って湧いたチャンス

 私立栄臨学園はMMORPG【Real Reflects Record】を教育に取り入れ、優秀な人材を世に輩出してきた。その結果、学園内では【3R】のレベルこそが正義という風潮が生まれ、レベルを上げない生徒は蔑まれるようになった。新藤零央は、そんな風潮に嫌気がさし、ギルドにも入らずレベル上げにも腐心せず、ゲームを純粋に楽しむため、レベル的には何の価値もないレコード集めに邁進してきた。
 だがある日、大規模アップグレードにより、レコードと特定アイテムがギルドにとって莫大な価値を生むものへと変化する。おかげで大手ギルドから勧誘を受ける立場へと変化してしまうのだが、それまでギルドへ勧誘してくれていた幼馴染の秋月沙耶は、逆にギルドには入らない方が良いと言い出すようになってしまった。

 先輩の瀧智早のアドバイスで、秋月沙耶の真意をようやく知った新藤零央は、たまたま知り合いになった後輩のユマ・フロックハートを誘い、新たなギルドを立ち上げることにする。彼らは固定化した現在の状況を打破し、新たな価値観を生み出すことができるのか?

 かなりゆっくりとした立ち上げに加え、学園内で傍流の立場で細々とやっているので、全体像はつかみにくいところがある。さらには、ユマの勧誘があまりにもうまくいきすぎる。瀧智早のように状況を理解している人間なら、もっと早く彼女を懐柔できる人物が登場していたんじゃないですかね?
 しかし、ここの教師は怠けすぎ。ゲームが全ての学園ならば、もっと細かく要素を調査し、評価しておくべきでしょう。第一、人間が作ったルールに縛られて人間を評価するなど、ルールが覆った瞬間に起きることを考えていなさすぎる。相関と因果は全く別の概念なんですよ?




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