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Q.E.D.証明終了 (44)(加藤元浩)


Q.E.D.証明終了(44) (講談社コミックス月刊マガジン)Q.E.D.証明終了(44) (講談社コミックス月刊マガジン)
(2013/02/15)
加藤 元浩

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現在に胸を張れ

 今巻の二話は、ひとつの話の中に、ぞれぞれ、過去の選択を悔やむ人々と、未来への希望を抱く人々が登場する。過去を悔やむ人々は、いつまでも過去に縛られ続け、未来に希望を抱く人々は、より良い未来を手に入れるために果敢に選択を続けていく。
 今選んだことが後から見て優れた選択かは分からない。しかし、その瞬間に悩んで出した結論ならば、少なくとも自分はその選択を否定すべきではない。そして、それがもたらす結果も、胸を張って受け取るべきだ。作中、それぞれに過去を悔やまず現在を肯定する人が登場する。それが作者のスタンスなのだろう。

「チューバと墓」
 咲坂高校探偵同好会の江成姫子、長家幸六、盛田織里は、単なる酔っ払いを殺人被害者と思い込んで騒動を巻き起こした結果、一週間の部活動禁止を申し渡された。さらに問題を起こせば、次は廃部だ。そんなとき、彼らはある廃工場で起きた殺人事件を目撃してしまう。
 匿名で通報したものの、直ぐ駆けつけた警察は現場で死体を発見することが出来ず、殺人として犯人を逮捕することは出来ない。だが、名乗り出れば居心地の良い居場所は失われてしまうかも知れない。クイーン、ホームズ、モルダーの決断は?

「Question!」
 離婚調停で荒れる二組の夫婦と、燈馬想の許に、とある別荘への招待状が届く。その招待状には、招待客それぞれに相応しい問題が提示されており、燈馬想のそれにはフェルマーの大定理が記されていた。
 共にやって来た水原可奈やロキと共に、別荘に隠されたフェルマーの大定理の痕跡を発見していく燈馬想は、出題者の思惑に乗って、二組の夫婦を正しい設問へと導いていく。




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