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乙嫁語り (5)(森薫)

乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)
(2013/01/15)
森 薫

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結婚の意味

 スミスは、アラル海に暮す双子の少女ライラとレイリと、サームとサーミという双子の少年の結婚式に参列させてもらう。
 この土地の結婚式は大変。両家での結納金の折衝があったり、一週間続く宴に饗する食材を手に入れるための交渉があったり、花嫁衣装を仕立てたり、当日の料理を作ったりと、家族全員の協力があって初めて成立する。

 ところが肝心の花嫁は、みんなが楽しそうにしているのをじっと座ってみているだけ。お転婆なライラとレイリが黙って見ていられるわけもなく…。

 後半はカルルクとアミルの周辺の話なのだが、前半は結婚式で溢れている。これだけ周囲の協力がなければ開けないものであるからこそ、祝福されているという実感があり、それを見ている人たちに憧れを与えるものとなる。正に生活の一部となっている実感を植え付けている訳だ。
 そして、これだけ盛大に祝ってもらったからこそ、簡単にはそれを反故には出来ない。結婚というものが、人生を変える一大転機であることを骨身に染みいらせ、その後の生活を円滑に進めさせる洗脳と見ることも出来るかも知れない。しかし、これだけ多くの人に祝ってもらえれば、本望というものだろう。




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