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東京レイヴンズ (1) SHAMAN*CLAN(あざの耕平)

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)
(2010/05/20)
あざの 耕平

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日常を非日常へビルトイン

 陰陽師の名門である土御門家の分家の嫡男である土御門春虎は、本家の跡継ぎである土御門夏目と幼いころにある約束を交わした。それは、古いしきたりに従い、春虎が夏目の式神になるというものだ。だが、春虎に鬼見の才能がなかったことからその約束はいつしか薄れ、春虎は普通高校に進学し、夏目は東京の陰陽塾へと旅立っていった。
 そして土御門春虎は、中学からの付き合いの元気少女の北斗や、霊的災害の被害者である鬼見の才を持つ阿刀冬児と共に、普通の高校生らしい、当たり前の日常を送っていた。しかし、夏祭りの日、陰陽庁祓魔局所属の陰陽師のトップである国家一級陰陽師、通称十二神将の一人である「神童」大連寺鈴鹿がやってきたことで、その日常は終わりを告げる。

 土御門の先祖であり、飛車丸や角行鬼という式神を使役していた陰陽術の中興の祖ともいうべき土御門夜光が戦争中に起こした霊的災害を再現し、ある目的を果たしたい大連寺鈴鹿は、春虎を夏目と誤認して接触を図ってくる。そこに、彼女を捕えるべくやって来た祓魔官との戦闘が発生し、その戦いの中に巻き込まれていくのだった。

 北斗というキャラクターを介在させて構築した人間関係を引き継ぐという構成が面白い。明らかに読者に情報を開示ながらも、キャラクター間の情報の非対称性を自然に演出することができている。そして、結果的にはキャラクターの増減をすることなく、まるでキャラクターが増減したかのような効果をもたらしているところも面白い。そこにはドラマがある。
 言って見れば今巻は導入で、次巻からが本来の物語なのだろうが、連続する物語でありながら、導入部分を独立した日常の物語としたところに演出の妙がある。




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