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新世界より (下)(貴志祐介)

新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)
(2011/01/14)
貴志 祐介

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醜悪な真実

 26歳となった渡辺早季は、町立保健所の異類管理課に就職していた。異類とはすなわちバケネズミのことだ。そんなある日、妙法農場に就職した朝比奈覚が、奇妙な話を持ち込んでくる。大雀蜂系のコロニーの兵士たちが、塩屋虻系コロニーのバケネズミに奇襲されたというのだ。
 倫理委員会議長の朝比奈富子、安全保障会議顧問の鏑木肆星、職能会議代表の日野光風が出席した保健所の月例会議に召喚された奇狼丸と野狐丸は、互いに平行線の議論を展開し、いかにも野狐丸が怪しいと思えるものの、決定的な証拠がない。そのまま散開となったものの、それは神栖66町存亡の危機につながる第一歩だった。

 良くも悪くも、10年以上前の5人の少年少女の行動がきっかけをうみ、千年前に生じた歪みが反動をもたらす社会の末路が描かれる。極めて道徳性の高い人々が発揮する残虐性に、人間の原罪を見る思いがする。神栖66町を追い詰める存在の解決も、基本ルールの裏技っぽくて皮肉だ。




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