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ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン II(宇野朴人)

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンII (電撃文庫)ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンII (電撃文庫)
(2012/11/09)
宇野朴人

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内に火種を抱え込む国境線

 アルデラ教を国教とするカトヴァーナ帝国の高等士官候補生であるイクタ・ソローク、ヤトリシノ・イグセム、トルウェイ・レミオン、マシュー・テトジリチ、ハローマ・ベッケルの5人は、敵国キオカ共和国からシャミーユ・キトラ・カトヴァンマニニク第三皇女殿下を生還させた功績を以て、帝国騎士に叙任され、准尉として任官した。
 しかし、この初めての第三皇女がくせ者で、堕落した帝国を一度キオカに占領させ、焦土から国家を復興させようという野望を抱いている。その相棒として彼女が白羽の矢を立てたのは、アナライ・カーンの弟子であり、偉大な将軍だったバダ・サンクレイの忘れ形見でもあるイクタ・ソロークだ。先の戦闘で彼の軍事的才幹を確信した彼女は、彼が5年以内に元帥に昇進するように発破をかけるのだが、本人は生来の性格もあり、全くやる気なく、女の子に声をかけることだけに一生懸命だ。

 そんな彼らが赴任したのは、帝国の北方、神の階と呼ばれる大アラファトラ山脈の麓にある北域鎮台だ。そこはシナーク族という山岳少数民族の居住地であり、北域鎮台司令官のタムツークツク・サフィーダ中将は、シナーク族を弾圧し、抵抗力を削ぐために、風と火の精霊を彼らから奪っていた。
 貴族勢力の圧力によって無能ながら司令官となったサフィーダを補佐するユスクリラム・トァック少佐から訓令を受けつつ、センパ・サザルーフ中尉の指揮下で辺境の退屈な任務に半年間だけつくはずだった騎士団の面々だが、やがてそこには戦乱の火種がくすぶっていることに気づかされる。

 前回はヤトリシノの大活躍シーンが豊富にあったが、今回は、日常でも戦場でも、イクタの活躍が描かれる場面が多い。特に、日常での彼の蘊蓄は、何となく聞いていたくなる感じがして心地よい。
 ちょっとした小競り合いのつもりが泥沼のゲリラ戦に発展し、そしてその背後には糸を引く勢力の存在も明らかになってきて、次巻ではかなり絶望的な戦いの幕が落ちることになりそうだ。




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