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モダンタイムス 上(伊坂幸太郎)

モダンタイムス(上) (講談社文庫)モダンタイムス(上) (講談社文庫)
(2011/10/14)
伊坂 幸太郎

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偶然に込められた作為

 システムエンジニアである渡辺拓海の妻の佳代子は、非常に嫉妬深い。結婚してから知った事実によると、彼女には二度の結婚歴があり、夫の一人は死亡、もうひとりは失踪したらしい。その原因は彼らの浮気だという。
 四年前にも浮気を疑われた拓海は、妻が雇った謎の男に拉致され、腕を骨折した。そして今、残業から帰宅した彼の前にいる髭の男、岡本猛も、妻に雇われたらしい。彼に生爪を質に取られ、浮気相手の桜井ゆかりの名前を漏らしてしまう。それは、拓海がネットの占いに基づいて勧めた海外旅行で、彼女が日本にいないのを見越してのことだった。

 帰国までの一週間の猶予を得た拓海に降りかかってきたのは、先輩の五反田正臣の投げ出した、出会い系サイトの改修案件だった。後輩の大石倉之助と共に開発場所に向かった拓海は、その案件におかしなことがあることに気づく。
 そして、五反田の残したヒントに基づき、システムの不審点を暴くことに成功した拓海は、そのサイトが、とある単語の組み合わせでアクセスした相手を調べる機能を持っていることに気づくのだった。やがて、その単語の組み合わせを検索した後輩や上司に、不幸が襲いかかる。

 友人の作家、井坂好太郎らと共に、その情報を調べていく拓海は、国会議員の永嶋丈や、元首相の犬飼舜二、大富豪の安藤潤也という名前に突き当たっていく。




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