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はぐれ勇者の鬼畜美学 (10)(上栖綴人)

はぐれ勇者の鬼畜美学X (HJ文庫)はぐれ勇者の鬼畜美学X (HJ文庫)
(2012/09/29)
上栖綴人

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美兎、覚醒!

 超高次生命体として覚醒させた凰沢美兎を手中に収め、コクーンに反旗を翻した氷神京也は、凰沢暁月の手によって倒されたものの、二人が暴露した世界の秘密は、確実に新国連による統治に揺らぎをもたらしていた。
 「朱の黄昏」団長セシル・エンドハートが海堂元春やティアナ・ランドハウゼンに命じて手に入れようとした「フェニックス細胞」を密かに研究していた日本政府は、新国連とコクーンにより国家解体され、氷神京也というコクーンをなくしたJPNバベルは、凰沢美兎が展開した概念結界により敵意を持つものが入れなくなっているため、政治的空白状態に陥っている。辛うじて、凰沢暁月に対する無形の期待と、久保田博士の人望により、都市機能が維持されていた。

 だが当然、そんな凰沢暁月に反発する勢力が生まれることも避け得ない。そして逆に、凰沢暁月に期待して流入してくる有象無象の勢力がもたらす混乱も予測される。凰沢暁月と共に暮すようになったリスティ・シェルフィード、七瀬遥、五泉千影らは今後の展開に不安を抱いていた。だが桐元葛葉の抱く不安ははそれとは少し違っていた。自分が役立たずで、かつ、一人の女として見られていないのではないかという不安だ。その不安は、凰沢暁月にある変化をもたらすことになる。
 一方、ティアナ・ランドハウゼンと共にコクーンに保護された鬼塚剣哉は、レティア・クライシスにからかわれたり、クラウディオ・ファリスに体をいじくり回されたりしながら、鬱々と日々を過ごしていた。そんなある日、ミハエル・アークウッドこと凰沢朔夜の命令で、ジュード・オルティスやクリス・テンペストと共に、彼は紛争地帯に赴くことになる。

 美兎が暁月絶対主義に覚醒し、他の女子メンバーを巻き込んでとんだ恥辱プレイを自主的に始めるようになってしまった。でもやっぱり寸止めなのは変わらない。
 コクーンが居なくなった場所で、概念結界という繭に囲われてラブコメをしつつ、フィクサー嵐ノ宮貴子とアルハゼン眼鏡銀行日本支部長の黒野亞衣という政治面の新キャラも織り込みつつ、「朱の黄昏」深鏡めめこの背景も少しだけ語られる。




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