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学校の外階段 (2)(櫂末高彰)

学校の外階段2 (ファミ通文庫)学校の外階段2 (ファミ通文庫)
(2012/08/30)
櫂末高彰

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伝えられない想い

 甘栗浜高校で生徒間互助組織「テツ&リリー」を立ち上げることになってしまった水川徹紀は、彼をその気にさせた「星の女神」上原莉梨子や友人の松前要一と共に、日々大量に寄せられる案件の処理に追われていた。もっとも、上原莉梨子はやる気はあるのだが、実態は恋愛相談というガールズトークに花を咲かせているだけだし、松前要一はとにかく楽をすることしか考えていないので、実質、水川徹紀が一人で実務を処理することになってしまう。
 もうすぐバレンタインデー。女子たちはそわそわしだし、生徒会書記をしている幼馴染の植村克美の機嫌は悪い。ただでさえテツリリの仕事が忙しいのに、監査委員長の桐生信士は新たな雑用を押し付けてくるし、執行部長の的場咲夜は冷たく当たってくる。そんなとき、「太陽の女神」にして生徒会副会長の御神楽あやめが、生徒会長の神庭幸宏が所属する階段部をつぶすべく、部活連合を立ち上げ、その仲立ちをテツリリに依頼してくるのだった。

 今回のシリーズの中核は、上原莉梨子や植村克美ら女子生徒の恋心であるように見受けられるのに、あくまで視点が無自覚な水川徹紀にしかないため、その辺りの甘酸っぱさが全く表現されず、ミステリ風味ばかりが強調されてしまっているようだ。もしそちらを中心に据えたいのならば、中途半端なラブコメをいれずに、徹底的にミステリミステリした方が潔い。あるいはその逆であるべきだろう。
 読者とか編集とか営業とか、それぞれの立場から勝手なことを言ってくるであろうが、結局、作者が書きたいものを書いていなければ、それを読者が面白いとは思えないだろう。もしくは、徹底的に商業主義的にマーケティングをして、あくまで売上を立てるための道具と割り切って、作品を書くかのどちらかだろう。




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