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ひとりぼっちの地球侵略 (1)(小川麻衣子)

ひとりぼっちの地球侵略 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)ひとりぼっちの地球侵略 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
(2012/07/12)
小川 麻衣子

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安らぎを求める絆

 広瀬龍介、広瀬凪と広瀬岬一の双子という三兄弟は、祖父に育てられ成長してきた。龍介は祖父が経営する自家焙煎軽喫茶「天の海」の隣の洞谷堂書店に就職し、女癖の悪い広瀬凪が入院している間に、地味で印象の薄い弟である広瀬岬一は、青箱高校に入学した。
 しかしその初日に、奇妙なかぶり物をした二年生の女子である大鳥希に、岬一は声をかけられてしまう。普通であれば女子に声をかけられるがごときイベントは凪のものなのだが、どうやら彼女は珍しく岬一だけに用事があるらしい。だがその少女は彼に、宇宙人と会ったことはないか、と聞いてくる。

 教師の介入で大鳥希は逃げ去り、後には訳の分からない広瀬岬一が残された。しかしその夜、彼の家に怪物がやってきて、彼の祖父を飲み込んでしまう。その場に現れたのは、あの少女、大鳥希だった。

 見た目は可愛らしい女の子は、実は怪力の宇宙人でしたという、「最終兵器彼女」の様な空気感をたたえた作品に思える。
 ひとりぼっちで地球侵略に送り出されたという彼女は、子どもの頃から侵略のためにだけ育てられ、自分以外の他者と関わった経験を持たない。だから、自分の心臓を分け与えた相手である岬一に対し、自己の延長線上として信頼できる存在としての他者という位置づけで、親近感を抱くようになる。

 だが岬一から見れば、彼女は日常に入り込んできた異物。日常の延長線上で、少しずつ着実にやりたいことを成し遂げていきたいと考えている岬一にとっては、非日常というのは忌避すべきモノでしかない。
 しかし実際に接する非日常の権化であるはずの希は、決して彼に非日常の側面を見せず、穏やかな日常の中でのみ、岬一との交流を続けていこうとする。でもそれは欺瞞であり、いずれは破綻する時を迎えるのだ。

 彼らの出会いの時に起きた出来事や、凪の病気との関係など、色々な要素が絡みついて展開していきそう。




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