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明日から俺らがやってきた (2)(高樹凛)

明日から俺らがやってきた〈2〉 (電撃文庫)明日から俺らがやってきた〈2〉 (電撃文庫)
(2012/07/10)
高樹 凛

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過去の傷口を刺激する

 桜井真人は、未来からやって来た自分自身である「推薦」と「受験」の後押しを受け、クラスメイトだった高瀬涼を不幸になるはずの運命から救い、そして彼女と付き合えるようになった。そして共に同じ大学に進学し、幸福な未来が訪れたにもかかわらず、「推薦」と「受験」は未だこちらの世界に居座り、さらには高瀬涼を好き過ぎる「変人」まで未来からやってきてしまう。
 「変人」の悩みは、かつて高瀬涼を氷の女王にしたきっかけ、小学生時代にわだかまりを持ったまま別れてしまった友人の香坂伊織と、大学時代に再会し、決定的に破局して、高瀬涼を傷つけてしまったということだった。そしてこの世界でも、香坂伊織は他者を寄せ付けない暴風のような気質の美人として、桜井真人の同級生になっていたのだ。

 高瀬涼の過去の傷を癒すため、香坂伊織との和解をセッティングしようとする桜井真人だが、なぜか彼女は彼以外とはまともにコミュニケーションしようとしない。その結果、彼女と二人で行動することが多くなり、それは噂となって大学内を駆け巡り、高瀬涼の耳にも届いてしまう。
 過去の贖罪のために桜井真人と別れようかと思い悩む高瀬涼に、彼はなすすべもない。いっそ、香坂伊織を切り捨ててしまおうとも思うのだが、藤宮ゆき子から聞いた彼女の優しさに触れ、三人で至るハッピーエンドを目指すことにするのだった。

 抽象的にいえば、60点を目指して60点を取った感じの作品だ。設定に基づく構成に不満はなく、目指した所からは100点を取っているはずなのだが、そもそも目指した所が低いので満足度が低いという印象を受ける。同じ結末に至るにしても、多くの人を関わらせているのだから、もう少し複雑な構成を目指した方が、満足度は高くなったかもしれない。
 使い古された設定で、萌要素を追求するだけでは、十把一絡げに扱われる作品にしかならないだろう。そこを乗り越える構成があれば、ありふれた設定でも面白くなるとは思うのだが…。




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