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人形たちの夢 前篇(水鏡希人)

人形たちの夢〈前篇〉 (電撃文庫)人形たちの夢〈前篇〉 (電撃文庫)
(2012/07/10)
水鏡 希人

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親譲りじゃない無鉄砲

 豪華飛行客船ティターン号の処女航海で発生した怪盗ルポール・セニンの事件を切り抜け、トゥリスの隠し名を持つ魔術師エオノーラ・エリクルスと元新聞記者のミュンは、ルシャの首都センテル・レルブルトに到着した。国王ニーヴェルによる圧政を、第一王子ヴァシリーとの恋の噂もあった女闘士エルカーナ・ログナが打倒し、そして今では腐敗した民主制が敷かれている国である。
 祖国からルシャに渡った実業家グレイク・マルティスの依頼を、当主である姉に黙って受けたエオノーラは、彼の家で、無口で直ぐに人を噛む少女のアルタシアと出会う。そして、彼女の家では、奇妙な事件が起きていることを実感するのだった。

 主人公は毎回異なるが、一応はシリーズ三作目。傍若無人で世間知らずで無思慮で直ぐに手が出るヒロインが、魔術的な事件に対処しながら、隣国の政治的暗部にズブズブ沈んでいく様を描いている。
 無能なのにやる気がある人間は社会的に害悪だが、このヒロインは、少なくとも当初はその害悪そのもの。しかし、基本的には善良なので、護るべき弱い者があればそのために動くので、行動が読みやすくなる結果、ギリギリ許容範囲に収まる感じだ。

 相変わらずあとがきでは色々と愚痴が述べられている。




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