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あさひなぐ (5)(こざき亜衣)

あさひなぐ 5 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 5 (ビッグ コミックス)
(2012/05/30)
こざき 亜衣

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誰がために勝利を目指す?

 白滝院で尼僧の寿慶に鍛えられた二ツ坂高校薙刀部は、昇級昇段を目指して、東京武道館第二武道場へとやって来た。初めての昇級試験にやる気に燃える東島旭は、聖泉学院の薬師丸ひろ美と知り合いになる。彼女は、その巨大な見かけに似合わず、気の小さい少女だった。
 やることなすことおどおどする彼女に、少し前の自分の姿を見た旭は、彼女に対して何くれとなく世話を焼く。そして彼女と二人一組になり昇級試験に臨むことになるのだが、ひろ美は気は小さくても力持ちの、とんでもない選手だったのだ!

 そんな昇級昇段試験も終わり、新人戦の時期が近づいて来た。今回は3人1チームなので、部員全員が試合に参加することが出来る。そんな中、紺野さくらに請われ、部長の野上えりが上手く引き分けに持っていくコツを教えていたところ、突然、八十村将子が食ってかかり、引き分けを狙うのは卑怯だと言い始める。
 その事件以後、何故か将子は終止不機嫌。旭は、勝利を目指して努力を続けつつ、チームでの存在感を出すために引き分けの練習も始めるのだが…。

 剣道でかなり良いところにいたはずの八十村将子がなぜ薙刀を始めたのか。そのエピソードが語られる。団体戦は勝てば喜びを分かち合うことが出来るものの、自分一人の失敗で全体に迷惑をかけることもある性質のもの。それが面白みでもあるのだろうが、ひどく重く感じる人もある。
 だけど、剣にしろ薙刀にしろ、一人で山にこもって強くなったところで、それを試す相手がいなければ意味がない。個人で強くなるように見せて、相手がいるからこそ意味のある競技でもある。そして団体戦とは、そんな常に敵を求める中にあって、唯一、背中を任せられる仲間がいる種目でもあるのだ。

 そんなことに気づけば、また一歩、昨日とは違う自分に踏み出せるのかもしれない。




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2012-06-02 04:03 │ from まとめwoネタ速neo