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ノーゲーム・ノーライフ (1) ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです(榎宮祐)

ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです (MF文庫 J か 12-1)ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです (MF文庫 J か 12-1)
(2012/04/23)
榎宮祐

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ゲームで異世界の世界征服

 ネット上でささやかれる都市伝説。それは、これまで一度たりとも敗北したことがないゲーマーの存在だ。「空白」と呼ばれるそのゲーマーの正体は、18歳のニート童貞と11歳のコミュ障ヒキコモリの兄妹だった。
 そんな彼らの元に届くチェスの挑戦状。これまでに出会ったことのない強さを見せる相手に何とか勝ちをあげたところ、その相手は異世界の遊戯の神にして唯一神テトだった。

 神に招待され異世界へとやってきた空と白の兄妹は、人類種(イマニティ)の最後の砦、エルキア王国だった。この世界では唯一神が定めた「十の盟約」により、いかなる争いごとも出来ない。全ての決着は、「盟約に誓って(アッシェンテ)」行われるゲームでつけなければならない。
 神霊種(オールドデウス)、龍精種(ドラゴニア)、森精種(エルフ)、幻想種(ファンタズマ)、天翔種(フリューゲル)、獣人種(ワービースト)らから成る【十六種族】の最下位に位置する人類種は、もはや王都を残すのみにまで追い詰められ、起死回生の一手として、新たなる王を定めるゲームが開催されていた。

 その大会に参加した空と白は、祖父が先王だったというステファニー・ドーラと、彼女を訳の分からないいかさまで負かしていたクレミーに出会うのだった。

 現在進行中の作品で言うと「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」に似ている。こちらは様々な時空から飛び抜けた能力を持った少年少女が異世界に召還され、ギフトゲームというゲームで様々なものを奪い合う世界観であり、そこで主人公たちは、ノーネームという組織をもり立てていく流れになっている。

 本作で特筆すべき点は、イラストと作者が同一だということだろう。ライトノベルはマンガ的だという論評があるが、それを地でいっているわけだ。
 業界の人間ではないので確かなことは言えないが、外から見ている限りライトノベルの進行は早い。次々と続巻を出していく以上、イラストの発注も早くなるのだろう。時には本文と口絵が矛盾することも散見されることから、それは裏付けられると思う。

 こうなると、イラストと文章が不可分なジャンルであるにも拘わらず、そのシナジーを出すのは難しい。しかし本作では、両者が同一であるため、それが比較的容易になされる形式だと思われる。
 ちょうど最終回を迎えたから言及するが、原作と画に分かれながらそのシナジーを発揮しているのが、「バクマン。」の真城と高木だ。本来は一人で両方やるのが漫画家のスタイルであるにも拘わらず、それを分けて、かつ、互いに良い影響を及ぼし合うという関係が出来ている。それも週刊連載で、だ。

 まあこれはフィクションではあるが、イラストが重要な要素を占めてしまっているライトノベルの世界で、そんなシナジーも考慮して作品作りをしていくことも必要なのかも知れない。




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2012-04-24 23:13 │ from まとめwoネタ速suru